デービッドは、弁護士としてのキャリアに先立ち、マレー・ポリネシア語族言語分析者および複数の平和部隊プロジェクトの言語学者として活躍。イースト・ウエスト・センター・グランティーズ初期グループのメンバーを務め、中国語(普通語)およびその他のアジア・環太平洋の言語を習得しました。大学院での研究後、ヨーロッパでオランダ語とフランス語を学び、大学・成人教育プログラムおよび海外の米国海軍艦上で数年間、ESL、英作文、弁論の教師も務めました。ロースクール入学前には、ハワイの造園会社の経営でも成功を収めています。
ロースクール在学中には、第一巡回司法区のマリー N. ミルクス裁判官の夏季補佐官およびハワイ・ロイヤーズ・ケアでのボランティアに従事。ハワイ大学ロースクール1993年度ジェサップ国際法模擬法廷チームのキャプテンも務め、全米大会優勝、国際大会二位の成績を収めました。個人オーラリスト部門では国際大会第一位を受賞。以降ハワイ大学ジェサップ模擬法廷チームの指導を続け、準備書面および口頭弁論の分野でチームを地域優勝および国際大会での受賞へ導いてきました。
訴訟弁護士としての実務を経て、現在は当事務所移民法専門部のトップに就任。移民/非移民ビザ並びに領事館手続、米国市民権、家族関係/事業に基づく合法永住権(「グリーンカード」)、強制送還弁護、難民、および上訴(BIA、AAOおよびBALCA)、並びに連邦裁判所訴訟等の分野を手がけています。
タン 対 移民帰化局、 931 F. Supp. 725 (D. Hawaii 1996) の判決など、いくつもの連邦裁判所移民上訴および再考請願を担当。前述のケースは、移民法上の恩恵または救済(タン氏の場合は帰化)を受けるためには、法律で定められた期間に道徳的な人格を示さなくてはならないと移民帰化法に規定されている場合、移民帰化局は、その期間より前に起こった出来事をもって道徳的な人格の欠如を結論付ける事はできないと判示されたケースです。彼が担当した同様の事案で最も新しいものに、カチョ 対 移民帰化局, 325 F.Supp.2d 1140 (D. Hawaii 2004) があります。「The Construction Lawyer」や、米国移民弁護士協会移民帰化手引書をはじめとする数々の冊子に論説が掲載されています。
所属会・コミュニティー活動
- 米国法曹協会(国際法部門)
- 米国移民弁護士協会
- イースト・ウエスト・センター協会
- ハワイ州法曹協会(国際法部門)
- ハワイ・スーパー・ロイヤーズ(移民法)
- ライアン樹木園協会
- PAAC太平洋・アジア問題評議会