ニコラス・アーンストは、紛争解決、上訴、遺産計画を専門分野に、デーモン・キーでアソシエイトとして実務を行っています。ハワイ大学のウィリアム S.リチャードソン ロースクールの、フルタイムで働く学生のためのイブニング・パートタイム・プログラムで学び、法学博士号を取得。10年以上にわたる教育分野での経験と、スピーチや ディベートへの情熱をもって、デーモン・キーに入所しました。
ロースクール在学中は、ネイティブアメリカン・ムートコート(模擬法廷)チームのメンバーおよびキャプテン、契約書Iおよび契約書IIのクラスのティーチング・アシスタント、国際法律優等生協会であるファイ・デルタ・ファイのメンバーとして活躍しました。2018年、全米ネイティブアメリカン法学生協会ムートコート・コンペティションにおいて、パートナーと一緒に書いた準備書面が1位に選ばれ、2018年と2020年のムートコート・コンテストでは、パートナーと一緒に準決勝に進出しました。また、Ka Huli Ao Center for Excellence in Native Hawaiian Lawの認定書を取得しています。
2019年には、デーモン・キーの夏季アソシエイトとして、様々な法的業務に取り組みました。それ以前は、第一巡回裁判所のロンダ・ニシムラ判事のもとでエクスターンシップを行い、個人および商業民事訴訟の申し立てや審問のための準備書面を作成。また、ホノルルの他の法律事務所でもエクスターンシップを行い、さらにリサーチの経験を積みました。
2007年1月、ニックは母校であるカメハメハ・スクールの教員になりり、スピーチ部門で、オナーズ・バリュー・ディベイト、電子メディアとコミュニケーション・テクノロジー、オナーズ・インタープリテーションとパブリック・スピーキングなどのコミュニケーション関連のコースを担当しました。ビデオやラジオ放送に重点を置いた新しい放送ジャーナリズムのコースを導入したことでも知られています。カメハメハ・スクールでフルタイムで教鞭をとりながら法律の学位を取得し、アソシエイトとして当事務所に入社するまで、教壇に立ちました。
彼は今でも教育、特にハワイ先住民の子どもたちの教育に強い情熱を持っています。しかし、時が経つにつれて、誰かの生活を少しでも楽にする機会を提供できる弁護士という職業に魅力を感じるようになったと言います。「法律ほど怖く、混乱し、困難なものはないでしょうから」とニック。「自分のために戦ってくれる支援者がいるという安心感を提供したかったのです」と語ります。
現在でもボランティアとして、カメハメハ・スクールのスピーチとディベイトのコーチを続けているニックは、ハワイ州内の公立・私立学校の生徒を対象にスピーチ活動を行う組織、ハワイ・スピーチ・リーグ(HSL)にも積極的に参加。HSLには、「コングレッショナル・ディベート」という、学生が事前に準備した法案や決議案について、米国議会の議員になりきって討論を行う競技を紹介しました。
コロラド大学ボルダー校で、ジャーナリズムとマス・コミュニケーションを専攻。在学中、ドキュメンタリー映画『Destination Pluto and Beyond』でエミー賞(2006年学生部門)を共同受賞しました。
フィリピンのパンパンガ生まれ。カイルアで育ち現在も在中。スピーチやディベイトをコーチする以外には、映画鑑賞や読書、犬と遊ぶこと、様々な食を楽しんでいます。
所属会・コミュニティー活動
- 米国法曹協会
- ハワイ州法曹協会
- ハワイ・スピーチ・リーグ
- カメハメハ・スクールにてスピーチ及びディベイトのコーチ(2007年から現在まで)
法曹登録
- ハワイ州
- 米国連邦地方裁判所(ハワイ地区)